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ルイジアナ州/ニューオリンズ
アメリカ南部10州のひとつで、アメリカ最長のミシシッピ川がメキシコ湾に注ぐ河口の周囲に広がるルイジアナ州。人口約37万人のニューオリンズは、少し内陸に入ったミシシッピ川沿いにある。メインストリートを路面電車が走り、川には蒸気船が浮かぶエキゾチックな街だ。南欧調の19世紀の街並みが残る旧市街「フレンチクオーター」では、ブラスバンドやストリートミュージシャンが街角でジャズを奏でている。毎年2〜3月に催される「マルディグラ」は世界三大祭りのひとつ。さまざまな郷土料理が楽しめる街でもある。

ルイジアナ州のさらに詳しい情報はこちら↓
ルイジアナ州政府観光局 http://www.louisianatravel.com(英語)
ニューオリンズ観光局 http://www.neworleanscvb.com(英語)
「フレンチクオーター」で、仏・西の残り香を探して
フランス人入植者がメキシコ湾に面したこの小さな港に降り立ったのは1718年。その後フランス領として40年、スペイン領として40年、アメリカに移譲されて200 年を経た。宗主国は変遷したが、街並みは地中海の残り香を強く漂わせる。とくに「フレンチ・オーター」と呼ばれる旧市街は、隘路に色とりどりの建物が並ぶエキゾチックなエリア。ギャラリーと呼ばれるアイアンレースのバルコニーにも注目したい。



アイアンレースのバルコニーが美しいヨーロッパ調の街並みに、馬車がよく似合う


現存するアメリカ最古の大聖堂、セントルイス大聖堂。現在の建物は3代目で、1849 年に造られたもの。中には自由に入れるが、祈りの場なのでストロボ撮影は控え、静かに見学したい


フレンチウォーターでもっともにぎやかなバーボン通り。夜になるとライブハウスからジャズだけでなく、様々なジャンルの音楽が溢れ出てくる


街角のあちらこちらでストリートライブが繰り広げられている。道行く人々は足を止め、しばらく聞き入ってはチップを置いていく

ヤシの並木道を走り抜ける、レトロな路面電車
1835年から続く世界最古の現役市電は、いまなお市民の足であり、観光客に大人気のアトラクションでもある。木製椅子に腰を下ろし、車窓をゆったりと流れるエキゾチックな街並みを堪能しよう。停留所が近づいたら、窓際に張られたロープを引っ張って知らせるという昔ながらのスタイル。赤い「キャナル・ストリートカー」と、緑の「セントチャールズ・ストリートカー」の2種類の路線があり、世界最古なのは緑の後者。

ニューオリンズ地方交通局(RTA) http://www.norta.com(英語)


キャナル通りを走る「キャナル・ストリートカー」。ヤシの木と、ビルと、赤い市電のコントラストがニューオリンズらしい風景となっている


緑の市電「セントチャールズ・ストリートカー」は、現役の市電としては世界最古。観光客にも大人気だ


ハンディキャップの方も普通に利用することができる

ジャズの都の夜は長く、楽しみ方も自由自在
伝説のスターから無名のローカルバンドまで、さまざまなビートが夜ごと街を揺らす。メインとなるのはフレンチクオーターにあるバーボン通り。多くの店はドアを開け放しており、街路に漏れるアフタービートを聴き歩くのも楽しい。足を踏み入れやすい店が多いのもうれしいところ。2014年11月8日・9日にはルイジアナの食文化とジャズの祭典「トレメ・クレオール・ガンボ・フェスティバル(Tremé Creole Gumbo Festival)が催される。



バーボン通りでは、日が落ちるとお店から聞こえる音楽を頼りにお気に入りのライブハウスを選びながら歩く人も多い


バーボン通りにある「アーヴィン・メイフィールド・ジャズプレイハウス(Irvin Mayfield’s Jazz Play House)」のステージ


こちらは、「フリッツェル・ヨーロピアン・ジャズパブ(Fritzel's European Jazz Pub)」。客席とステージが近くて一体感がある

蒸気船「ナッチェス」で大河のジャズクルーズに
かつて綿花や穀類を山積みにした蒸気船が行き交った大河ミシシッピ。現代の蒸気船は、我々を優雅なクルーズに連れ出してくれる。定員1600人、全長81mという本格大型蒸気外輪船の運航は昼と夜。港を左手に見ながら川を下り、ニューオリンズ戦争の古戦場で折り返す2時間コース。どちらも船上でジャズの生演奏が楽しめる。ブッフェ式の食事付き、食事なしは選択可。

蒸気船ナッチェス http://www.steamboatnatchez.com(英語)


出航直前の蒸気船「ナッチェス」。走り出す前から勢いよく赤い水車が回っている


乗船と同時にダイニングは大にぎわい。前菜から肉料理、野菜料理、スイーツやフルーツまで、ズラリと料理が並ぶ


出航してしばらくすると、キャビンでジャズライブが始まる。デッキにいてもスピーカーから聴くことができるが、できれば直接聴きたい


デッキから望む風景についてはところどころで説明をしてくれる。ダウンタウンのビルを川から見上げたり、砂糖製造工場の作業員の方と手を振りあったり、船上からの景色に見どころも多い


蒸気の力で回って船を走らせる巨大な水車。
船の最後尾から間近に見ることができる。
この水車を回している機関室も見学可能だ

欲しいものはなんでも揃うアメリカ最古の「フレンチマーケット」
フレンチクオーターの南西端、ミシシッピ川の河岸にあるアメリカ最古のマーケット。宗主国の変遷、戦争、ハリケーンによる数度の倒壊を経なが年以上もこの地で営業を続けている。生鮮食品から骨董品までさまざまなショップが並び、観光客向けの土産物も多い。レストランやカフェ、フリーマーケットエリアもある。広場ではコンサートも。毎日オープン。

フレンチマーケット http://www.frenchmarket.org(英語)


アメリカ最古の市場「フレンチマーケット」。入り口には鮮やかなクリームイエローのゲートがある


土産物店も多く、「マルディグラ」で使われる仮面を模したお土産も種類が豊富。「マルディグラ」は毎年2月に催される世界屈指のカーニバルだ


ワニ肉を食用としているニューオリンズ。土産物として、本物のワニの頭が売られている


コーヒーや軽食を楽しむことができるフードコートのような一角もある


「ヌオゥリンズ(N'awlins)」のジェブさんは大の辛い物好きで、後の棚にあるのは全てタバスコなどのチリソース。オリジナルのタバスコもあって有名シェフも買いに来るという。ニューオリンズ名物「ガンボスープ」の素も売っているし、お店のカウンターで食べることもできる